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詳細地域を学び、商品を生み出す――東京国際大学インターンシップ最終日は「ざおう食堂」でメニュー開発と5日間の省察
東京国際大学の学生を迎えて実施した、ガイアグループの5日間にわたるインターンシップが最終日を迎えました。
最終日の会場は、2026年9月1日のオープンに向けて準備が進む「ざおう食堂」です。
この日は、ガイアフーズ部門の実習として、蔵王のブランド卵「JAPAN Z」を活用したメニュー開発とマーケティングについて考えました。
地域の優れた食材を発掘し、その魅力を料理として表現し、お客様に選ばれる商品へと育て、市場へ送り出す。学生の皆さんにとって、商品開発のリアルな現場に参加する貴重な経験となったと思います。
5日間の締めくくりには、一連の体験を振り返る省察を行い、それぞれの現場で得た気づきと学びを自分の言葉で整理しました。

オープン直前の「ざおう食堂」が学びの舞台に
ざおう食堂が掲げるコンセプトは、「ざおうでつながる店」です。
地域住民、別荘利用者、移住者、農業や福祉に携わる人、そしてGAIA Resortを利用する旅行者が同じ食卓を囲み、食を通じてつながる地域拠点を目指しています。
完成直前の店舗を舞台に、メニュー、食材、価格、提供方法、店舗のコンセプトについて考える。学生の皆さんは、事業がまさに形になろうとする瞬間に参加しました。
店舗のオープンに向けて、厨房や客席の準備、仕入れ、調理工程、原価、提供時間、盛り付け、価格設定、販促、接客など、数多くの要素を一つずつ整えていきます。
一つの料理がお客様の前に届くまでに、多くの人の知恵と技術、判断、連携が積み重なっています。学生の皆さんは、その過程を実際の現場で体感しました。

蔵王のブランド卵「JAPAN Z」を使ったメニュー開発
今回の実習では、蔵王のブランド卵「JAPAN Z」を題材に、「この卵だから食べたい」と感じていただける商品づくりについて考えました。
地域で育まれた食材の特徴を理解し、その個性を料理に活かし、商品の価値としてお客様へ届ける。その一連の流れが、地域ブランドを育てる力になります。
どのような料理に活かすのか。
誰に食べてほしいのか。
どのような場面で選ばれる商品にするのか。
蔵王で生まれた背景や、生産者の思いをどのような物語として伝えるのか。
学生の皆さんは、料理の内容に加え、商品の名称、見せ方、価格、ターゲット、地域性、発信方法など、複数の視点から意見を出し合いました。
「おいしい」という価値に、地域の物語や選ばれる理由を重ねることで、料理は市場に新しい価値を生み出す商品へと成長します。
「JAPAN Zだから食べたい」と思っていただける一皿を考える過程を通じて、学生の皆さんは地域ブランドを育てる難しさと面白さ、そして商品開発に求められる創造力と責任を学びました。




試食を通じて、お客様の視点を学ぶ
昼食を兼ねた試食では、ざおう食堂で提供を検討している料理を実際に味わいました。
牛たん、刺身、天丼、野菜炒め、揚げ物など、それぞれの料理を囲みながら、味、量、盛り付け、価格とのバランス、想定する利用者、店舗コンセプトとの調和について考えました。
提供する側は、食材の魅力や調理の工夫、店舗として届けたい価値を料理に込めます。お客様は、味や香り、見た目、量、価格、接客、店舗の雰囲気を含めた体験として、その価値を受け取ります。
双方の視点を重ねながら商品を磨くことが、満足度の高い店づくりにつながります。
学生の皆さんは、料理の写真を撮り、メモを取り、率直な感想や意見を交わしました。その姿からは、自分たちの意見が今後の商品づくりや店舗運営へつながることへの真剣さが伝わってきました。
市場に送り出される直前の商品を実際に味わい、評価し、改善の可能性を考える経験は、大学での学びと実社会をつなぐ貴重な機会となりました。




地域の食材を、地域経済の循環へ
ざおう食堂では、地域食材の持つ魅力を料理として表現し、その価値を地域住民や旅行者へ届けます。
地域の生産者が育てた農畜産物を地域の店舗が仕入れ、料理人が一皿へ仕上げ、地域住民や旅行者が味わう。その消費が生産者や事業者の売上となり、雇用や所得を生み、次の生産と商品開発を支えます。
食堂は、農業、福祉、観光、宿泊、商業をつなぐ地域循環の接点です。
GAIA Resortの旅行者にとって、地域の食を味わうことは、その土地の風土や暮らしに触れる大切な体験になります。
蔵王山水苑を中心とする温泉基盤型Ospitalità Diffusa(オスピタリタ・ディフーザ)では、宿泊施設、温泉、飲食店、農園、商店、自然、文化、地域住民を面としてつなぎ、地域全体を一つの滞在空間として育てています。
旅行者は地域と一時的に暮らしを共有する「temporary resident(一時的な住民)」となり、温泉に入り、地域の食を味わい、森や温泉街を歩き、人と出会い、その土地の物語に触れます。
ざおう食堂は、その地域全体で旅行者を迎える仕組みを支える重要な拠点の一つです。
学生の皆さんは、目の前の一皿が、農業、観光、宿泊、雇用、交流、地域経済へと広がっていく構造を、商品開発の現場から学びました。
5日間で経験した、地域を動かす五つの現場
今回のインターンシップでは、5日間を通じて、ガイアグループの各事業部と地域づくりの現場を横断しました。
1日目――蔵王福祉の森構想と地域の未来
初日は「蔵王福祉の森構想委員会」に参加し、地域住民や関係者が地域課題と将来像について話し合う場を体験しました。
その後の現地視察を通じて、
「誰もが安心して暮らすことができる地域」
「誰もが地域の中で役割を持つことができる社会」
という理念が、地域の中でどのように実装されているのかを学びました。
地域づくりは、住民、事業者、行政、福祉、観光など、多様な主体の対話と連携によって進んでいきます。初日の体験は、その後の4日間を理解するための理念的な土台となりました。


2日目――Terminal aiと既存建物の再生
2日目は、遠刈田温泉街で整備が進む「GAIA Resort Terminal ai」において、家具の選定、搬入、設置などに取り組みました。
地域で長く使われてきた建物に新しい役割を与え、宿泊、地域交流、観光、産業をつなぐ拠点へと再生する過程を体験しました。
建物の歴史や地域の記憶を受け継ぎながら、現代に必要とされる機能を加える。既存資源を未来へつなぐ地域開発の考え方を、作業を通じて学びました。






3日目――不動産、地方議会、企業経営
3日目は、ガイアエステート部門で不動産の実務を学び、実際の物件を見学しました。
午後には蔵王町議会の議事堂を訪れ、夕方からはガイアグループの取締役会に同席しました。
不動産の現場では、一つの建物が人の暮らしや地域の未来へつながる可能性を学びました。
議場では、住民の意思を地域の方針へ反映する地方自治の仕組みに触れました。
取締役会では、現場の情報を基に企業の方向性を決める意思決定の重さと責任を体感しました。
個別の物件を見る視点、地域全体を見る視点、企業経営として持続性を考える視点が重なり、地域社会を立体的に理解する一日となりました。






4日目――林業と資源循環型のまちづくり
4日目は、ガイアディベロップメント部門の実習として、蔵王山水苑の管理業務と林業について学びました。
地域内で伐採した木を薪として有効活用する薪割り作業を体験し、森の管理、防災、景観保全、エネルギー活用をつなぐ資源循環型のまちづくりへの理解を深めました。
体力を使う作業にも、学生の皆さんは若い力を発揮し、声を掛け合いながら楽しんで取り組みました。
一本の木を伐採し、薪として活かす過程には、森の健全な環境を守り、地域の安全を高め、資源を循環させる役割があります。現場で体を動かすことで、その意味を実感する一日となりました。




5日目――食と商品開発
最終日は、ガイアフーズ部門で、地域食材を市場へ送り出す商品開発とマーケティングを体験しました。
蔵王のブランド卵「JAPAN Z」を題材に、食材の特徴、料理への活用、商品の見せ方、ターゲット、価格、物語、発信方法について考えました。
5日間で経験した福祉、観光、建物再生、不動産、地方自治、企業経営、林業、飲食という各分野が、地域の暮らしと未来を支える一つの循環としてつながりました。

体験を次の行動へつなぐ「省察」
最終日の最後には、5日間の行程を振り返る省察を行いました。
何を見たのか。
何を感じたのか。
その体験から何を学んだのか。
自分の考えはどのように深まったのか。
今回の学びを、これからどのように活かしていくのか。
一つひとつの問いに向き合い、自分の言葉で意味づけることで、体験は次の行動を生み出す経験へと変わります。
学生の皆さんは、各日の現場を振り返りながら、不動産、観光、食、林業、福祉、行政、企業経営が地域社会の中で相互につながっていることを整理しました。
一つの地域課題に対して、多様な専門性を持つ人々がそれぞれの役割を持ち寄り、現場で対話し、事業として持続する仕組みをつくる。その連携が、地域の可能性を広げます。
5日間の体験を通じて、この構造を自分の目で見て、体で感じ、自分の言葉で整理できたことは、大きな学びになったと思います。
ガイアグループは、地域そのものを学びのフィールドに
ガイアグループは、宿泊、不動産、飲食、観光、地域開発など、各事業部の力を一つの理念で結ぶソーシャルディベロッパーです。
ガイアプランニング、ガイアディベロップメント、ガイアエステート、ガイアリゾート、ガイアフーズが連携し、社会課題をビジネスの力で解決し、地域に持続的な価値を生み出していきます。
今回のインターンシップでは、学生の皆さんに、地域会議、建物再生、不動産実務、地方議会、取締役会、林業、店舗開業、商品開発という、現在進行形の現場へ参加していただきました。
現場では、地域の状況を見つめ、人の声を聞き、限られた資源を活かし、対話と実践を通じてより良い答えをつくり続けていきます。
その過程に触れることが、地域を学ぶインターンシップの大きな価値です。
学生の皆さんがガイアグループのスタッフと同じ現場に立ち、同じ課題について考え、自分の意見を伝えることで、大学で培った知識と実社会の動きがつながっていきます。
5日間の学びを、次の一歩へ
最終日のざおう食堂では、食事を囲みながら活発に意見を交わす学生の皆さんの姿が見られました。
初日に出会った蔵王福祉の森構想の理念が、建物の再生、不動産、地方自治、企業経営、森林資源の循環、地域食材の商品化という具体的な実践を通じて、一つの地域循環として結ばれていきました。
地域の卵から一つの商品を考えること。
既存の建物に新しい役割を与えること。
森の木を薪として循環させること。
不動産を人の暮らしへつなぐこと。
会議や議会、取締役会で地域の未来を考えること。
それぞれの営みが重なり、人の流れ、仕事、交流、役割、経済循環を生み出し、持続可能な地域社会を形づくります。
5日間のインターンシップに真摯に取り組んだ東京国際大学の学生の皆さん、そして実習にご協力いただいたすべての関係者の皆さまに、心より御礼申し上げます。
今回の経験が、学生の皆さんにとって、仕事への理解を深め、社会の構造を捉え、自分自身が地域や社会にどのように関わることができるのかを考える第一歩となることを願っています。
ガイアグループはこれからも、地域そのものを学びのフィールドとして開き、若い世代が社会課題を自らの視点で捉え、考え、行動する機会を提供してまいります。
関連リンク
ガイアグループ公式サイト
https://www.nszao.co.jp/
蔵王福祉の森構想
https://www.nszao.co.jp/infinity-wave/
GAIA Resort
https://gaia-resort.net/
ガイアグループ最新情報
https://www.nszao.co.jp/news/