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詳細観光は「地域を豊かにする仕組み」であるべき
ドイツの保養地税から考える、ガイアグループが目指す持続可能な地域づくり
近年、日本各地で宿泊税や観光税の導入が進み、観光による地域づくりのあり方が改めて注目されています。
2026年7月13日、インバウンド専門メディア「やまとごころ.jp」に掲載された、日本交通公社 観光政策研究部 上席主任研究員 江﨑貴昭氏によるコラム「宿泊税は地域の価値をどう支えるのか ― ドイツ・バード・クロツィンゲンの保養地税に学ぶ地域経営」では、ドイツ南西部の温泉保養地バード・クロツィンゲンの事例が紹介されています。
記事では、宿泊者から徴収する**保養地税(Kurtaxe)**が、単なる税収ではなく、
・公園や遊歩道などの景観整備
・温泉・保養施設の維持管理
・文化・芸術イベントの開催
・公共交通の充実
・観光案内や地域サービスの向上
など、地域全体の価値を高めるために活用されていることが紹介されています。観光客が地域へ投資し、その投資によって地域の魅力がさらに高まり、住民と旅行者の双方が恩恵を受ける循環型の仕組みは、日本の観光地域づくりにとっても大きな示唆を与えるものです。
ガイアグループが目指してきた地域循環
私たちガイアグループも、創業以来「宿泊施設を増やすこと」を目的として事業を進めてきたわけではありません。
「蔵王福祉の森構想」の理念のもと、
・GAIA Resortによる交流人口・関係人口の創出
・空き家・空き別荘の利活用
・子ども食堂や高齢者見守り活動
・ガイアファームによる棚田再生と農福連携
・さかい珈琲や蔵王夢づくり直売所との連携
・移住促進や教育旅行の受入れ
など、観光・福祉・農業・教育・地域経済が相互につながる循環型の地域づくりを実践してまいりました。
その取り組みは、農林水産省「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」の2年連続受賞や、「令和7年版 食育白書」への掲載、さらにはガイアリゾート蔵王山水苑がイタリアのAlbergo Diffuso Internationalより世界初となる**「Ospitalità Diffusa(オスピタリタ・ディフーザ)」**の正式認証を受けるなど、国内外から高い評価をいただいています。
観光行政に求められるもの
人口減少や少子高齢化が進む日本において、観光は地域経済を支える重要な産業です。
しかし、観光客数だけを追い求める政策では、持続可能な地域づくりは実現できません。
これからの観光行政に求められるのは、
- 観光財源を地域へ適切に還元する仕組み
- 地域住民の暮らしの質を向上させる投資
- 地域資源を未来へ継承する視点
- 民間事業者や地域住民との連携による地域経営
ではないでしょうか。
観光は「地域を消費するもの」ではなく、「地域を育てるもの」である。
ドイツの事例は、そのことを私たちに教えてくれています。
地域の未来をともに創る
ガイアグループはこれからも、「蔵王福祉の森構想」の理念のもと、観光を起点として福祉・農業・教育・移住促進など様々な分野を結び付けながら、地域全体の価値を高める取り組みを続けてまいります。
そして、地域に暮らす人々と旅行者の双方が豊かさを実感できる、持続可能な地域社会の実現に挑戦し続けます。
【引用・参考記事】
やまとごころ.jp
「宿泊税は地域の価値をどう支えるのか ― ドイツ・バード・クロツィンゲンの保養地税に学ぶ地域経営」
掲載日:2026年7月13日
執筆:江﨑 貴昭 氏(公益財団法人 日本交通公社 観光政策研究部 上席主任研究員)
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