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2026.08.25

競争から協調へ、協調から共生、そして「共成」へ――ざおう食堂お披露目会最終日を開催しました

9月1日のグランドオープンを控えた「ざおう食堂」において、3日間にわたるお披露目会の最終日を開催しました。

最終日は、ガイアフーズの各事業で日頃からお取引いただいている企業の皆さまをはじめ、ざおう食堂の店舗工事や設備、開業準備に携わってくださった取引企業の皆さまをお招きしました。

また、ガイアリゾートと緊密に連携する旅行会社、地域の交通事業者、経済誌、観光関係者の皆さまにもご参加いただき、ざおう食堂の料理を囲みながら、これまでの歩みと今後の地域連携について語り合う時間となりました。

一つの店舗から、宮城県南へ広がったご縁

ガイアフーズが運営する「さかい珈琲蔵王山水苑前店」や「ファミリーマート遠刈田温泉店」、そして今回開業する「ざおう食堂」には、食材の生産・流通、建設、設備、店舗運営など、多くの企業の皆さまが関わっています。

こうした店舗の開業や運営をきっかけとして、初めて宮城県南地域へ進出する足掛かりを築いた企業も少なくありません。

一つの店舗が生まれるまでには、建物を整える人、設備を設置する人、食材を生産する人、商品を届ける人、料理をつくる人、接客を担う人など、多くの仕事と役割があります。

店舗の開業が新しい取引を生み、その取引が地域に仕事と人の流れをつくり、さらに次の事業へとつながっていく。ざおう食堂は、こうした地域経済の循環を育てる新たな拠点でもあります。

競争から協調へ、協調から共生の時代へ

お披露目会では、ガイアグループ代表の相澤国弘から、ざおう食堂の設立に込めた思いと、これからの地方に必要となる考え方についてお話ししました。

相澤は、人口減少や少子高齢化、人手不足、地域産業の縮小などが進む中、これからの地方は「競争の時代」から「協調の時代」へ、そして協調からさらに「共生の時代」へ移っていくと語りました。

企業同士、地域同士が限られた人材や顧客を奪い合うだけでは、地域全体の力が失われていきます。

また、どれほど力のある企業や自治体であっても、単体の組織だけで地域が抱える複雑な課題に対応し、持続可能な未来を築くことは難しい時代を迎えています。

行政、企業、医療、福祉、農業、飲食、観光、交通、金融、教育、地域団体、そして住民が、それぞれの立場や専門性を尊重しながら力を持ち寄ることが必要です。

互いに不足する部分を補い合う「協調」から、地域の中で互いの存在と役割を認め合う「共生」へ進む。そして、ガイアグループが最終的に目指すのは、そこからさらに一歩進んだ「共成社会」であるとお伝えしました。

ガイアが目指す「共成社会」

「共成」とは、ともに存在するだけではなく、ともに関わり、ともに価値を生み出し、ともに成長していくことです。

一方だけが利益を得る関係ではなく、生産者、事業者、地域住民、旅行者、行政、医療・福祉関係者など、関わる人々がそれぞれの役割を持ち、その成果を地域全体へ還元していく。

企業の成長が地域の仕事を生み、地域の活力が企業の持続性を支え、住民の安心と誇りが旅行者の満足につながる。その循環によって、地域に新たな価値と多くの笑顔を生み出していくことが、ガイアグループの目指す共成社会です。

ざおう食堂は、その理念を日常の中で実践する場所です。

同じ食卓を囲み、互いを知り、会話を重ねることで、新しい取引、協力、見守り、交流、事業が生まれます。

「ざおうでつながる店」というコンセプトには、食を通じて人と人、企業と企業、地域と旅行者を結び、ともに成る社会へつなげていきたいという思いが込められています。

JAPAN Xから、新ブランド卵「JAPAN Z」へ

この日は、丸山株式会社の佐藤社長にもご出席いただきました。

丸山株式会社様とは、蔵王が誇るブランド豚「JAPAN X」を通じて、長年にわたる取引関係があります。

JAPAN Xは、さかい珈琲蔵王山水苑前店の人気メニューを支える大切な地域食材として、多くのお客様に親しまれてきました。

そして今回、丸山株式会社様が新たに生産を開始したブランド卵「JAPAN Z 自然卵 禅―ZEN―」の初の納入先が、ガイアグループとなりました。

JAPAN Zは、宮城県南蔵王の蔵王高原県立自然公園内、標高580メートルの自然環境で育てられた、アニマルウェルフェアに配慮した平飼い卵です。

ブランド豚JAPAN Xで培われてきた高度な衛生管理や生産技術を受け継ぎながら、鶏の生命と本来の行動を大切にする、新たな生産への挑戦から生まれました。

地域で生産された価値ある食材を地域の飲食店が受け取り、お客様へ届ける。その消費が生産者へ還元され、地域農業と次の商品開発を支えていく。

JAPAN XからJAPAN Zへと発展した丸山株式会社様との連携は、長年の信頼関係から新たな地域価値を生み出す「共成」の一つの実践です。

観光と交通を結ぶ皆さまとの連携

お披露目会には、ガイアリゾートと緊密に連携している株式会社たびのレシピから、「たびの邸宅事業部」の細谷部長をはじめ、スタッフの皆さまにもご参加いただきました。

たびの邸宅事業部とは、宿泊施設の運営や旅行者の受け入れを通じて連携を重ねており、蔵王を訪れる人と地域の宿泊施設、食、温泉、自然、文化を結ぶ重要なパートナーです。

ガイアリゾートの宿泊施設を利用する旅行者が、地域の食に触れ、温泉街を歩き、地域の人や店舗と出会うためには、宿泊、食、交通、観光情報を一つの滞在として結ぶことが重要です。

旅行者を地域の暮らしを一時的に共有する「temporary resident(一時的な住民)」として迎える。その滞在を支えるうえで、宿泊運営と地域との接点を担う、たびの邸宅事業部との連携は大切な役割を果たしています。

また、地元のバス会社として豊富な実績を持つ有限会社遠刈田バス観光からは、白川社長ご夫妻にお越しいただきました。

旅行者と地域を結ぶ交通は、地域観光を支える重要な生活基盤です。個人旅行、団体旅行、地域行事など、さまざまな場面で移動を支える交通事業者との連携により、遠刈田温泉や蔵王を訪れる方々の滞在の可能性はさらに広がります。

さらに、『仙台経済界』の大関記者、蔵王町観光物産協会事務局の村上様にもご参加いただき、観光、宿泊、食、交通、地域経済、情報発信など、それぞれの立場から今後の地域活性化について意見が交わされました。

そして地元で長年親しまれて惜しまれながら、食堂業務(お菓子🍪生産は継続しています)をやめた「こまくさ食堂」の伊藤オーナーご夫妻もおいでいただきました。こまくさ食堂はピリ辛ラーメン🍜が大変人気だった大衆食堂でした。

蔵王福祉の森構想を、日常の中で実現する

ガイアグループが進める「蔵王福祉の森構想」は、

「誰もが安心して暮らすことができる地域」

「誰もが地域の中で役割を持つことができる社会」

の実現を目指す地域づくりの構想です。

その実現には、企業、行政、医療、福祉、農業、観光、飲食、交通、地域住民が、それぞれの専門性を生かして連携する必要があります。

ざおう食堂は、食を入口に多様な人々を結び、蔵王福祉の森構想を日常の暮らしの中で実践する交流拠点を目指します。

地域食材の活用と地産地消、農福連携、子どもや高齢者の見守り、住民と旅行者の交流、地域事業者同士の新たな取引など、一つひとつの取り組みを重ねながら、誰もが地域の中で役割を持てる環境を育ててまいります。

Albergo Diffusoの理念を、蔵王から広域へ

ざおう食堂は、ガイアグループが進めるAlbergo Diffuso(アルベルゴ・ディフーゾ)や、温泉基盤型Ospitalità Diffusa(オスピタリタ・ディフーザ)の実践においても重要な役割を担います。

Albergo Diffusoの基本的な考え方は、地域に点在する宿泊施設、飲食店、商店、温泉、農園、自然、文化、人々を一つの滞在空間として結ぶことにあります。

蔵王では、温泉を地域の生活基盤に据えながら、宿泊、空き家・別荘再生、飲食、農業、医療・福祉、移住、二地域居住、防災、教育、地域コミュニティを面としてつないでいます。

旅行者は宿泊施設の中だけで過ごすのではなく、温泉に入り、地域の店で食事をし、地域の人々と出会い、その土地の暮らしを共有する「一時的な住民」となります。

ざおう食堂は、住民と旅行者が同じ食卓を囲み、地域との関係を深める接点となります。

そして今後は、ざおう食堂を中心に育まれる連携を遠刈田温泉や蔵王町の中にとどめず、白石市、村田町、川崎町、丸森町をはじめとする宮城県南地域へ広げ、宿泊、食、交通、観光、福祉、産業を結ぶ広域的な地域循環へ発展させていきます。

蔵王福祉の森構想とAlbergo Diffusoの理念を重ね、住む人、働く人、訪れる人が、ともに地域の価値を育てる。それが、ガイアグループの目指す共成社会の姿です。

取引先から、地域をともに育てるパートナーへ

最終日のお披露目会を通じて改めて感じたのは、店舗は一つの会社だけで完成するものではないということです。

食材を生産する企業、商品を供給する企業、店舗を設計・施工する企業、設備を整える企業、旅行者を地域へ案内する旅行会社、移動を支える交通事業者、地域の魅力を伝えるメディアや観光関係者。

それぞれの専門性と仕事が結びつくことで、初めて一つの店舗が地域の中で役割を持ちます。

取引を一度限りの関係で終わらせず、互いの強みを理解し、次の事業や新しい地域価値の創造へつなげていく。

さかい珈琲蔵王山水苑前店、ファミリーマート遠刈田温泉店、そしてざおう食堂へと広がってきたつながりは、宮城県南地域に新しい事業機会を生み、地域内外の企業がともに成長する基盤となっています。

「ざおうでつながる店」が、いよいよ始まります

今回の3日間のお披露目会では、地域住民、行政、医療、福祉、金融、農業、飲食、観光、交通、建設、設備、流通など、多様な分野の皆さまにご参加いただきました。

お披露目会そのものが、ざおう食堂の掲げる「ざおうでつながる店」と、ガイアグループが目指す共成社会を先取りする機会となりました。

ご多用の中ご出席くださった皆さま、ざおう食堂の開業に向けて力を尽くしてくださった皆さま、そして日頃からガイアグループの事業を支えてくださっているすべての皆さまに、心より御礼申し上げます。

ガイアグループは、ガイアプランニング、ガイアディベロップメント、ガイアエステート、ガイアリゾート、ガイアフーズの各事業部を一つの理念で結び、社会課題をビジネスの力で解決し、地域を持続可能な成長と成熟へ導くソーシャルディベロッパーです。

ざおう食堂を、地域の皆さまとともに育てる日常の交流拠点として、そして食材、生産者、企業、旅行者、地域住民を結ぶ地域循環の拠点として歩ませてまいります。

競争から協調へ。協調から共生へ。そして、ともに価値を生み、ともに成長する「共成」へ。

9月1日、「ざおうでつながる店」がいよいよ始まります。

皆さまのご来店を、スタッフ一同心よりお待ちしております。

関連リンク

丸山株式会社
https://www.maru-yama.jp/

JAPAN Z 自然卵牧場
https://japanz.co.jp/

株式会社たびのレシピ
https://www.tabino.co.jp/

有限会社遠刈田バス観光
https://www.miyagi-bus-kyokai.jp/member/tougatta

ガイアグループ公式サイト
https://www.nszao.co.jp/

蔵王福祉の森構想
https://www.nszao.co.jp/infinity-wave/

GAIA Resort
https://gaia-resort.net/