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2026.08.28

登米市議会議員団の皆さまが「蔵王福祉の森構想」を視察されました

宮城県北部の登米市から、市議会議員の皆さまをはじめとする約10名の視察団を蔵王にお迎えしました。

今回の視察では、ガイアグループが地域の皆さまと進める「蔵王福祉の森構想」と、その理念を具体的な事業として実装している各拠点をご案内しました。

当初は約2時間を予定していましたが、各所で多くのご質問をいただき、最終的には約3時間にわたる視察となりました。

温泉を基盤としたオスピタリタ・ディフーザを視察

視察では、はじめにGAIA Resort蔵王山水苑エリアをご案内しました。

蔵王山水苑では、地域に点在する空き家や別荘を宿泊施設として再生し、地域全体で旅行者を迎える「オスピタリタ・ディフーザ」の取り組みを進めています。

蔵王におけるオスピタリタ・ディフーザは、宿泊施設を分散させるだけの仕組みではありません。

地域の温泉を暮らしと滞在を支える基盤として位置づけ、宿泊、飲食、農業、福祉、医療、移住、雇用、地域交流などを結び、住む人、働く人、訪れる人が関わり合う地域づくりを目指しています。

視察団の皆さまには、空き家や別荘を再生したGAIA Resortの施設と周辺環境をご覧いただきながら、地域にある既存の建物や資源を生かして、新たな滞在、仕事、交流を生み出す仕組みをご説明しました。

遠刈田温泉街の新たな地域拠点へ

続いて、遠刈田温泉街で整備を進めている「GAIA Resort Terminal ai」をご案内しました。

Terminal aiは、かつて遠刈田温泉と地域を結んだ交通の歴史を受け継ぎながら、人、仕事、情報、宿泊、地域資源が行き交う新たなターミナルを目指す拠点です。

さらに、蔵王福祉の森事業協同組合の事務所や、クラフトビール工房の開設を予定している店舗なども巡りました。

蔵王福祉の森事業協同組合では、関口代表から、地域にある複数の仕事を組み合わせて安定した雇用をつくるマルチワークの仕組みや、地域事業者が連携して人材と仕事を支える取り組みについて説明しました。

地域の空き店舗を再生し、地域産品を生かした新たな事業をつくること。観光客だけを対象とするのではなく、地域住民も日常的に利用できる場所として育てること。そして、そこで新たな仕事と役割を生み出すこと。

それぞれの施設が単独で存在するのではなく、同じ理念のもとでつながり、地域全体の機能を補い合っている点をご覧いただきました。

予定を超えて続いた質問と意見交換

各視察先では、空き家や空き店舗の再生、宿泊施設の運営、地域内での雇用創出、福祉との連携、事業を持続させるための仕組みなどについて、多くのご質問をいただきました。

当初は約2時間の現地視察を予定していましたが、皆さまが一つひとつの取り組みに高い関心を寄せてくださり、視察時間は約3時間に及びました。

現場をご案内する中で、私たち自身も、蔵王福祉の森構想から生まれた拠点や取り組みが着実に増え、それぞれの事業が点から線、そして面へと広がっていることを改めて実感しました。

さかい珈琲で、地域の未来を語り合う

視察後は、さかい珈琲 蔵王山水苑前店へ移動し、ガイアグループ代表の相澤国弘も合流しました。

相澤からは、蔵王福祉の森構想が生まれた背景、これまでの歩み、ガイアグループが地域の課題をどのように事業へ転換してきたのか、そして今後目指している地域の姿について説明しました。

その後の意見交換では、人口減少、空き家、地域産業、観光、福祉、雇用など、それぞれの地域が抱える課題について意見を交わしました。

登米市と蔵王町では、地域の環境や産業構造に違いがあります。一方で、豊かな農業資源や歴史、文化、地域に残された建物を生かし、交流人口や関係人口を増やしていくという点では、多くの共通する可能性があります。

視察から、地域間の連携へ

今回の視察は、蔵王の取り組みをご覧いただくだけではなく、互いの地域が持つ資源や知識を持ち寄り、今後どのような連携ができるかを考える機会となりました。

地域の課題を解決するためには、行政や企業がそれぞれ単独で取り組むだけではなく、地域や分野を越えて人材、技術、事業、資金を結びつけていくことが重要です。

登米市との連携についても、相互の地域資源を生かした事業や交流、将来的な投資の可能性を含め、前向きに検討を深めてまいりたいと考えています。

一度の視察を一度きりの交流で終わらせず、新たな地域づくりへつながる出会いとして育てていくこと。それが、今回お越しいただいた皆さまへの最も大切な恩返しになると考えています。

遠方より蔵王へお越しいただいた登米市議会議員団の皆さま、ご関係者の皆さまに、心より感謝と御礼を申し上げます。

今回いただいたご縁を大切にし、今後も互いに学び合いながら、それぞれの地域の未来につながる取り組みを進めてまいります。