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2026.07.27

台湾人旅行者が求める「ディープ、スロー、季節、体験」

その旅の先に、ガイアグループが目指す地域の未来があります。

近年、日本を訪れる台湾人旅行者の旅のスタイルが大きく変化しています。

台湾メディア「フォーカス台湾」が2026年7月19日に報じた記事によると、2025年に日本へ渡航した台湾人は延べ約673万人と過去最高を記録しました。旅行会社各社では、訪日リピーターの増加に伴い、旅行先が東京や大阪といった大都市から、地方都市へと広がっていると分析しています。

旅行者が求めているのは、

「ディープ(Deep)」「スロー(Slow)」「季節(Seasonal)」「体験(Experience)」

という、新しい旅の価値です。

有名観光地を巡るだけではなく、その土地ならではの自然、食、文化、人々との交流を楽しみながら、ゆっくりと滞在する旅へ。

私たちガイアグループは、この流れをとても興味深く受け止めています。

なぜなら、それは私たちが創業以来取り組み続けてきた地域づくりそのものだからです。

観光から始まったのではなく、地域づくりから始まった

ガイアグループが進めてきた「蔵王福祉の森構想」は、観光振興のために生まれたものではありません。

人口減少、空き家、高齢化、地域コミュニティの希薄化など、地方が抱える社会課題をビジネスの力で解決し、誰もが安心して暮らし、役割を持てる地域をつくることを目的に始まった取り組みです。

宿泊。

飲食。

農業。

医療。

福祉。

移住。

地域交流。

これらを一つの理念で結び、地域全体を持続可能な仕組みへと育てていく。

その考え方を、私たちはソーシャルディベロッパーとして実践しています。

地域全体が一つのリゾートになる

ガイアリゾートは、ホテルブランドではありません。

宿泊施設だけを運営する事業でもありません。

地域に点在する宿泊施設、温泉、飲食店、カフェ、農場、交流施設、医療・福祉施設などを結びながら、地域全体を一つの滞在空間として提供する取り組みです。

朝は、さかい珈琲蔵王山水苑前店で地域の食材を使った朝食を楽しむ。

昼は温泉街を散策し、農村風景や自然を満喫する。

夕方には遠刈田温泉に浸かり、夜は地域の人々との交流を楽しむ。

その時間の中で出会うのは、観光事業者だけではありません。

地域で暮らす高齢者や若者。

子どもたち。

医療法人や社会福祉法人で働くスタッフ。

農業に携わる人々。

宿泊者同士。

地域の日常そのものが、旅の価値になります。

「交流」はサービスではなく、地域の日常

ガイアリゾートでは、「交流」も大切な滞在価値の一つです。

例えば、さかい珈琲蔵王山水苑前店では、

宿泊者同士が旅の情報を交換し、

地域住民と自然に会話が生まれ、

子ども食堂では地域の子どもたちが集まり、

見守りモーニングでは高齢者が安心して外出し、

地域で働く医療・福祉スタッフも日常的に利用しています。

一般的な観光地では出会えない人々と、同じ空間で同じ時間を過ごす。

それは「体験プログラム」として用意されたものではなく、地域の日常そのものです。

だからこそ、本物の交流が生まれます。

台湾の皆さまが求める旅と、蔵王の価値

台湾では、日本を何度も訪れるリピーターが増えています。

一度目は東京。

二度目は大阪や京都。

三度目以降は、その土地ならではの暮らしや文化に触れる地方へ。

フォーカス台湾の記事では、岡山県などの地方都市への旅行商品が、この2年間で大きく伸びていることが紹介されています。

岡山県には、日本で正式認証を受けた**Albergo Diffuso(アルベルゴ・ディフーゾ)**の認証地域である矢掛町があります。

そして宮城県蔵王町は、世界で初めて正式認証された**Ospitalità Diffusa(オスピタリタ・ディフーザ)**の認証地域です。

さらに長崎県平戸市はAlbergo Diffuso Townとして認証されています。

三地域は同じ理念を共有しながら、それぞれ異なる地域資源や地域特性を生かした地域づくりを進めています。

ガイアグループでは、この世界的な地域再生モデルを基盤に、日本ならではの温泉文化、医療・福祉、農業、地域コミュニティを融合させた新しい滞在価値を創造しています。

「また来たい」が地域を豊かにする

私たちが目指しているのは、一度だけ訪れる観光地ではありません。

春夏秋冬、それぞれ違う表情を見せる蔵王を、何度でも訪れたくなる地域。

旅をきっかけに地域とつながり、

地域の人と顔見知りになり、

季節が変わればまた訪れたくなる。

その積み重ねが、交流人口となり、関係人口となり、二地域居住や移住へとつながっていきます。

そして、その成長によって生まれた価値を、高齢者福祉や子育て支援、地域医療、農業、インフラ維持など、地域の未来へ還元していく。

これこそが、ガイアグループが目指す「社会課題をビジネスの力で解決する」地域づくりです。

地域には、まだ世界が知らない価値がある

台湾の旅行者が求め始めた

「ディープ」「スロー」「季節」「体験」

という旅。

それは決して新しい観光商品ではありません。

地域の暮らしの中に、もともと存在していた価値です。

私たちは、その価値を丁寧につなぎ、一つの地域システムとして磨き上げてきました。

宿泊することが目的ではなく、

地域と出会うことが目的になる旅。

ガイアグループはこれからも、蔵王から宮城へ、日本へ、そして台湾をはじめ世界へ向けて、地域の本当の価値を発信してまいります。

参考記事