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2026.08.09

インバウンドは「予約してから来る旅」から「滞在しながら決める旅」へ

GAIA Resortが地域との「タビナカの接点」を大切にする理由

訪日外国人旅行者の旅のスタイルが変わりつつあります。

2026年8月7日、観光産業ニュース「トラベルボイス」は、デロイト トーマツ グループによる「インバウンド消費者意識・購買行動調査」をもとに、訪日外国人旅行者が日本旅行の「タビマエ」と「タビナカ」で、どのように体験を予約し、買い物をし、情報を得ているのかを紹介しました。

調査対象は、韓国、台湾、米国、タイ、シンガポール、オーストラリアの訪日経験者4,800人。記事によると、体験・アクティビティの予約時期は旅行前が44.4%であるのに対し、旅行中も38.5%に達しています。また、体験予約で日本の予約サイトを利用する割合は旅行前の39%から旅行中には43%へ上昇し、旅行中におけるグローバル予約サイトの28%を上回りました。

この数字から見えてくるのは、訪日外国人旅行者が日本へ来る前に旅程のすべてを決めているわけではない、ということです。

「今日はどこへ行こうか」「この近くには何があるのだろう」「地元では何がおすすめなのだろう」。

日本に到着してから得た情報や、その日の天候、地域での出会いなどによって、旅程を組み立てていく。つまり、これからの観光では旅行前の「タビマエ」の情報発信だけではなく、旅行中の「タビナカ」で旅行者とどのような接点をつくることができるかが、ますます重要になっていると私たちは考えています。

これは、ガイアグループがGAIA Resortを通じてこれまで進めてきた考え方とも重なります。

GAIA Resortが目指しているのは、宿泊施設の中だけで旅が完結するリゾートではありません。私たちにとって宿泊施設は旅の終着点ではなく、地域へ出ていくための出発点です。

宿泊施設を起点に温泉へ行く。地域の飲食店で食事をする。自然や農業に触れる。地域のお祭りやイベントに参加する。歴史や文化を知る。そして、そこに暮らす人々と出会う。

こうした一つひとつの地域との接点まで含めて、私たちは「旅」だと考えています。

そのためGAIA Resort公式サイトでも、宿泊施設の紹介だけではなく、仙台七夕まつりや地域の花火大会、海水浴場、地域のお祭り、観光スポット、交通情報など、滞在中に役立つ地域情報を積極的に発信しています。

「どこに泊まるか」を決めるためだけのサイトから、宿泊した後に「今日、何をしよう」と考えたときにも開いていただけるサイトへ。今回の調査結果は、こうした情報発信の重要性を改めて示しているように思います。

そして興味深いのは、タビナカの接点がデジタルだけではないことです。

トラベルボイスの記事では、旅行中の買物ツアー・同行サービスについて宿泊先ホテルのコンシェルジュを利用する割合が32%、必需品を購入する場所ではコンビニエンスストアが57%で最多だったことも紹介されています。

ここに、宿泊施設だけを運営しているのではないガイアグループならではの可能性があります。

遠刈田エリアには、GAIA Resortの宿泊施設だけでなく、系列のさかい珈琲蔵王山水苑前店ファミリーマート遠刈田店など、地域住民と旅行者の双方が日常的に利用するリアルな接点があります。

コーヒーを飲みながら地域の情報を知る。買い物に立ち寄ったときに近くのイベントを知る。スタッフとの何気ない会話をきっかけに、ガイドブックには載っていない場所へ足を延ばしてみる。

こうした偶然の出会いも、地方を旅する大きな魅力です。

そして、この考え方はガイアグループが取り組むアルベルゴ・ディフーゾ、オスピタリタ・ディフーザの思想とも深くつながっています。

一つの巨大なホテルの中に客室、レストラン、ショップ、温泉などすべての機能を集約するのではなく、地域に存在するさまざまな機能をつなぎ、地域そのものを一つの滞在空間としていく。

さらにガイアグループでは、イタリアで生まれたこの考え方に、創業以来進めてきた「蔵王福祉の森構想」を組み合わせています。

観光客のためだけに地域をつくるのではありません。

地域住民、高齢者、子どもたち、働く人、移住者、二地域居住者、そして国内外から訪れる旅行者。それぞれが地域の中でつながり、役割を持ち、新しい循環を生み出していく。

観光は、その循環を生み出す重要な入口の一つです。

だからこそ、これからの地方観光では「何人泊まったか」「何泊したか」という数字とともに、「旅行者が地域といくつの接点を持ったか」という視点も重要になってくると私たちは考えています。

宿泊施設から飲食店へ。飲食店から温泉へ。温泉から商店街へ。商店街から地域イベントへ。そして一度の旅行から再訪へ。

さらに、その地域を好きになった人が二地域居住を始めたり、移住を考えたり、地域に不動産を所有したり、使っていない期間には宿泊施設として活用したりすることもあります。

そうなれば、「観光」「宿泊」「暮らし」「不動産」は別々のものではなくなります。

ガイアグループは、宿泊業だけでも、不動産業だけでも、飲食業だけでもありません。それぞれの事業を一つの理念のもとでつなぎ、社会課題をビジネスの力で解決しながら地域を持続可能な形へ導くソーシャルディベロッパーです。

だからこそ、「宿泊予約を獲得して終わり」ではありません。

宿泊を入口として地域へ人を送り、地域のさまざまな事業者へ消費を広げ、人と人との交流を生み出し、その先に再訪、二地域居住、移住、地域への投資など、新しい関係をつくっていく。

旅行前にすべてを決める旅から、地域と出会いながらつくっていく旅へ。

GAIA Resortはこれからも、デジタルとリアル双方の接点をつなぎながら、国内外から訪れる皆さまに「今日、この地域で何をしよう」という選択肢を届けてまいります。

そして、宿泊施設そのものではなく、地域全体が旅の舞台になる仕組みをつくる。

それがGAIA Resortであり、ガイアグループが目指している地域づくりです。

【参考・関連リンク】

トラベルボイス
2026年8月7日掲載
「インバウンドの体験予約、日本の予約サイト利用はタビナカ43%、グローバル系を上回る、デロイト調査」
https://www.travelvoice.jp/20260807-160311

ガイアグループ公式サイト
https://www.nszao.co.jp/

GAIA Resort公式サイト
https://gaia-resort.net/

ガイアグループ お問い合わせ
https://www.nszao.co.jp/contact/