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詳細【日本旅券は世界13位】総アクセス率87.4%|世界とつながる時代に、ガイアグループが地域観光で目指すもの
日本のパスポートは、世界の中でどれほど多くの国・地域へアクセスしやすいのでしょうか。
Passport Reportsが2026年9月時点のデータとして公表したパスポートランキングによると、日本旅券は世界13位となりました。
モビリティ・スコアは173。199カ国の渡航先に対する総アクセス率は**87.4%**とされています。
内訳は、ビザ免除114カ国・地域、到着時ビザまたは簡素化された入国制度47カ国・地域、電子渡航認証(eTA)12カ国・地域。ビザが必要とされる渡航先は25カ国・地域です。
世界との移動が身近になった今、私たちはこのデータを「日本人が海外へ行きやすい」という側面だけでなく、世界と地域がつながる時代に、日本の地方がどのような価値を提供できるのかという視点から考えてみたいと思います。

日本旅券はアジア4位、APECでは3位
Passport Reportsのデータによると、日本旅券はアジア50カ国中4位。
国際的な枠組み別では、APECの21カ国・地域中3位、G7では7カ国中4位、G20では19カ国中4位とされています。
さらに地域別の総アクセス率を見ると、欧州、南米、カリブ海諸国、湾岸諸国、北米では100%。
アジアは83.7%、オセアニア92.9%、中東82.4%、中央アジア80.0%、アフリカ70.4%となっています。
日本のパスポートを持つ人にとって、世界のさまざまな地域へ移動できる環境が整っていることが数字から分かります。
「海外へ行きやすい日本」と「海外から訪れたくなる日本」
今回のランキングでもう一つ注目したいのが、日本の「受け入れやすさ」に関する指標です。
Passport Reportsでは、日本はこの指標で199カ国中112位とされています。
これは、日本人が海外へ渡航する際の条件とは逆に、外国旅券を持つ人が日本へ入国する側の条件を示したものです。
もちろん、パスポートや査証制度だけで観光地としての魅力が決まるわけではありません。
しかし、世界の人々が国境を越えて移動する時代において、
「日本から世界へ行く」
だけでなく、
「世界から日本へ来てもらう」
という視点は、これからの地域づくりにとってますます重要になります。
そして、海外から日本を訪れる人たちを東京・大阪・京都といった主要都市だけでなく、地方へどのようにつないでいくか。
ガイアグループが地域で取り組んでいる事業にも、このテーマは深く関係しています。

世界から日本へ。そして日本から宮城・蔵王へ
日本には、大都市だけではない魅力があります。
温泉。
山や海の自然。
地域に根付いた食文化。
農業。
歴史ある街並み。
祭りや伝統文化。
そして、その土地で暮らす人々の日常そのもの。
宮城県にも、仙台という東北最大級の都市があり、その先には蔵王、遠刈田温泉、白石、仙台港など、それぞれ異なる地域の魅力があります。
海外から日本を訪れた旅行者が、東京から新幹線で東北へ向かい、仙台からさらに地域へ足を延ばす。
そうした**「地方に滞在する旅」**を増やしていくことは、これからの東北観光にとって大きな可能性の一つです。
ガイアリゾートが目指す「地域に泊まる」という旅
ガイアグループでは、宮城県を中心に「ガイアリゾート」を展開しています。
私たちが目指しているのは、宿泊施設だけで旅行を完結させることではありません。
宿を拠点に街へ出る。
地域の飲食店で食事をする。
温泉に入る。
地域の商品を買う。
観光施設を訪れる。
地域の人や文化に触れる。
そして、また宿へ戻る。
こうして地域全体を旅の舞台として楽しんでもらうことを大切にしています。
この考え方は、イタリアで生まれた**「アルベルゴ・ディフーゾ(Albergo Diffuso)」**という分散型ホテルの理念にも通じます。
アルベルゴ・ディフーゾは、地域に点在する空き家や既存の建物を客室や共用施設として活用し、まち全体を一つの宿泊施設のように捉える考え方です。
一つの建物にすべての機能を集約するのではなく、宿泊者が地域を歩き、飲食店や商店、文化施設などを利用することで、滞在そのものが地域との交流につながります。
ガイアグループも、宿泊施設を地域の中にあるさまざまな資源とつなぎ、訪れる人が地域を歩き、食べ、体験できる滞在型観光を目指しています。
空き家や遊休不動産も、地域の観光資源になり得る
地方には魅力的な観光資源がある一方で、人口減少や空き家、遊休不動産などの課題もあります。
しかし、使われなくなった建物を単なる「負担」として考えるのではなく、新しい役割を持たせることができれば、地域の可能性に変わります。
古い住宅を再生する。
空き家を宿泊施設として活用する。
地域に点在する施設をつなぐ。
旅行者が地域を歩く理由をつくる。
そして宿泊者が地域のお店を利用することで、地域の中に経済循環を生み出していく。
これは、アルベルゴ・ディフーゾの考え方にも通じる、地域資源を生かした観光の形です。
ガイアグループでは、不動産、宿泊、観光、飲食などの事業を通じて、こうした地域資源の活用に取り組んでいます。

「蔵王福祉の森構想」と持続可能な地域づくり
ガイアグループが蔵王で進めている**「蔵王福祉の森構想」**も、地域の未来を長期的に考える取り組みです。
観光だけを単独で考えるのではなく、地域資源、不動産、食、仕事、暮らし、人の交流などをつなぎながら、地域の価値を次の世代へ残していく。
旅行者が訪れること。
地域に泊まること。
地域で食べること。
地域の商品を購入すること。
それらが地域経済を支え、地域で暮らす人たちの仕事につながる。
私たちは、観光にはそうした力があると考えています。
世界との距離が縮まるほど、「その土地でしかできない体験」が大切になる
パスポートランキングを見ると、世界各地への移動のしやすさを数字で知ることができます。
一方、交通や制度が便利になり、世界中へ移動しやすくなればなるほど、旅行先を選ぶ理由として重要になるのは、**「そこでしか体験できないもの」**ではないでしょうか。
蔵王の山々。
遠刈田温泉。
宮城の食。
白石の城下町。
仙台の街。
仙台港の海。
地域の祭りやイベント。
そして、地域の人々との出会い。
こうしたものは、その土地へ実際に足を運ばなければ体験できません。
だからこそガイアグループは、建物を一つ造って終わるのではなく、地域にすでに存在する資源を見つけ、つなぎ、活用していくことを大切にしています。
日本から世界へ、世界から宮城へ
日本旅券の総アクセス率は87.4%。
この数字は、日本と世界の距離が近いことを示す一つの指標です。
そしてこれからは、そのつながりを一方向で考えるのではなく、
日本から世界へ。
世界から日本へ。
そして日本から東北・宮城・蔵王へ。
人の流れを地域につないでいくことが重要です。
地域に眠っている建物を生かす。
地域の食を生かす。
地域の文化を生かす。
そして、そこに新しい人の流れを生み出す。
ガイアグループは、アルベルゴ・ディフーゾの理念にも通じる「地域全体を旅の舞台とする」考え方を大切にしながら、観光と不動産、地域の事業をつなぎ、宮城・蔵王から持続可能な地域づくりに取り組んでまいります。
世界から訪れた人にも、日本で暮らす人にも、
「この地域に来てよかった。また訪れたい」
と思っていただける地域へ。
これからも地域の皆さまとともに、その価値を育てていきます。
参考:Passport Reports(2026年9月時点データ)