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2026.10.07

【日本が世界1位】旅行・観光開発指数2026|地方分散とガイアリゾートが蔵王で目指す持続可能な観光

世界経済フォーラム(WEF)が発表した「Travel & Tourism Development Index 2026(旅行・観光開発指数/TTDI)」で、日本が110の国・地域の中で1位となりました。

2024年版の3位から順位を上げ、2026年版では世界トップとなった日本。

今回の結果でガイアグループが特に注目しているのは、単に「日本を訪れる外国人旅行者が増えている」ということだけではありません。

日本の豊かな文化資源が高く評価されるとともに、訪日市場の多様化や、旅行者を地方へ誘導する取り組みも紹介されています。

東京・大阪・京都などの主要観光都市だけではなく、地方へ。

有名な観光スポットを見るだけではなく、その土地に泊まり、食べ、買い、地域の人や文化と出会う旅へ。

これは、ガイアグループが宮城県蔵王町を中心に進めている、「地域そのものを滞在の舞台にする」取り組みとも重なる観光の方向性です。

「旅行・観光開発指数2026」で日本が世界1位に

「旅行・観光開発指数(TTDI)」は、単純に各国の観光客数や観光消費額だけを比較するランキングではありません。

観光を持続的に発展させるための環境や基盤を、さまざまな観点から評価するものです。

2026年版では110の国・地域が対象となり、日本は2024年版の3位から順位を上げ、世界1位となりました。

さらに、日本は分野別でも**「文化資源」と「非レジャー資源」**でトップ評価を獲得しています。

日本の観光資源は、世界的に知られる観光名所だけではありません。

地域ごとに受け継がれてきた歴史や文化。

温泉。

食。

農業。

祭り。

ものづくり。

そして、そこで暮らす人々の日常。

こうした多様な地域資源そのものが、日本の観光の大きな可能性をつくっています。

これから注目される「地方へ向かう旅」

今回の報告で、ガイアグループがもう一つ注目しているのが、旅行者の地方分散です。

日本を訪れる外国人旅行者が増える一方、特定の有名観光地への集中は、混雑や地域住民への負担など新たな課題にもつながります。

そこで重要になるのが、

「海外から日本へ」だけではなく、「日本から地方へ」

という人の流れです。

まだ世界に十分知られていない地域にも、その土地でしか体験できない自然、食、文化、暮らしがあります。

旅行者が地方へ足を運び、そこで宿泊し、食事をし、買い物をする。

さらに地域の人々や文化と出会う。

そうした滞在が広がることによって、観光の恩恵をより多くの地域へ届けることができます。

蔵王も「滞在する地方観光」の舞台へ

宮城県蔵王町にも、世界へ発信できるさまざまな地域資源があります。

蔵王連峰の雄大な自然。

遠刈田温泉。

四季折々の風景。

地域で育てられる農産物。

地元の食。

歴史や文化。

そして、地域で暮らす人々の営み。

ガイアグループでは、こうした一つひとつの地域資源をつなぎ、蔵王という地域全体を滞在の目的地にしていく取り組みを進めています。

その中心の一つが、ガイアリゾートです。

ガイアリゾートが進める「地域に泊まる旅」

ガイアリゾートでは、宮城県蔵王町を中心に、地域に存在する空き家や既存の別荘などを活用・再生し、宿泊施設として新たな価値を生み出しています。

しかし、ガイアリゾートが目指しているのは、単に「泊まるための建物」を増やすことではありません。

宿泊を入口として、

温泉を楽しむ。

地域のお店で食べる。

地域の商品を買う。

農産物に出会う。

地域のイベントや文化に触れる。

地域の人々と交流する。

こうした一つひとつの体験をつなぎ、**「地域に滞在する旅」**をつくっていくことを大切にしています。

「一つのホテルに泊まる」から「まちに泊まる」へ

ガイアリゾートが取り組んでいる考え方の一つが、**アルベルゴ・ディフーゾ(分散型ホテル)**です。

一般的な大型ホテルでは、客室、レストラン、売店など、旅行者に必要な機能が一つの建物の中に集まっています。

一方、アルベルゴ・ディフーゾでは、地域に点在する建物や店舗、飲食店、自然、温泉、文化などをつなぎ、地域全体を一つの宿泊施設のように捉えます。

宿泊施設から外へ出る。

地域を歩く。

地元のお店で食事をする。

買い物をする。

温泉を楽しむ。

地域の人と出会う。

そして宿へ戻る。

つまり、

「ホテルに泊まる」のではなく、「まちに泊まる」。

この考え方は、旅行者の体験を豊かにするだけではなく、宿泊によって生まれた消費を地域へ広げることにもつながります。

空き家や既存別荘を「地域の資源」へ

地方では人口減少などを背景に、空き家や使われなくなった建物の増加が課題となっています。

一方で旅行者の視点から見ると、地域にある住宅や別荘は、その土地で暮らすように滞在できる魅力的な空間にもなります。

ガイアリゾートでは、こうした既存ストックを再生し、宿泊施設として活用することで、

空き家・別荘の再生

交流人口の拡大

宿泊需要の創出

地域消費の拡大

地域雇用への波及

などをつなげていくことを目指しています。

新しい大型施設を建設するだけではなく、地域にすでにあるものを生かして新しい価値をつくる。

これも、持続可能な観光地域づくりにおいて重要な考え方だとガイアグループは考えています。

宿泊者が地域へ出ることで生まれる「地域内経済循環」

旅行者が地方へ来ても、宿泊施設の中だけですべての消費が完結してしまえば、地域全体への経済効果は限定的です。

だからこそガイアグループでは、ガイアリゾートの宿泊者が地域へ出て、食事や買い物を楽しめる環境づくりを進めています。

蔵王山水苑周辺には、

さかい珈琲 蔵王山水苑前店

ざおう食堂

直売所 蔵王夢づくり

ファミリーマート蔵王遠刈田店

など、地域の暮らしと旅行者の滞在をつなぐ店舗があります。

朝は地域のお店でモーニングを楽しむ。

昼は蔵王の食材を使った料理を味わう。

旅の途中で地域の商品や農産物を買う。

必要なものがあればコンビニエンスストアへ立ち寄る。

そして夜は宿へ戻り、温泉やプライベートな時間を楽しむ。

こうした地域の中を回遊する滞在が増えることで、宿泊によって生まれた経済効果を地域へ広げることができます。

ガイアリゾートの対象宿泊施設には、さかい珈琲、ざおう食堂、直売所 蔵王夢づくりなどで利用できるお食事券付きの施設もあります。

宿泊から地域の消費へ。

地域の消費から地域の仕事へ。

そして地域の持続可能性へ。

旅行者の滞在によって生まれた価値を地域の中で循環させていくことを、ガイアグループは大切にしています。

温泉を核にした「オスピタリタ・ディフーザ」

そして蔵王には、もう一つ大切な地域資源があります。

それが温泉です。

遠刈田温泉をはじめ、蔵王では古くから温泉が人々の健康や交流、旅を支えてきました。

ガイアグループでは、この温泉を単なる観光コンテンツとしてだけではなく、地域の暮らしや健康、交流を支える資源として捉えています。

宿泊。

飲食。

農業。

福祉。

医療。

移住。

雇用。

地域交流。

こうしたさまざまな機能を地域の中でつなぎながら、**温泉を基盤とした「オスピタリタ・ディフーザ」**の考え方を展開しています。

観光地として魅力的であること。

そして、そこで暮らす人々にとっても安心して暮らせる地域であること。

この二つを切り離さない地域づくりが、ガイアグループの進める**「蔵王福祉の森構想」**にもつながっています。

大切なのは「何人来たか」だけではない

観光客が増えることは、地域にとって大きな可能性をもたらします。

しかし、観光客の数だけを増やせば、地域が豊かになるとは限りません。

大切なのは、旅行者の滞在が地域にどのような価値を残すのかということです。

旅行者が地域のお店を利用する。

地域の商品を購入する。

空き家が宿泊施設として再生される。

新しい仕事が生まれる。

地域の文化を知る人が増える。

旅行をきっかけに、何度も地域を訪れる人が生まれる。

さらには、その地域を好きになり、二地域居住や移住など新しい関係へ発展する可能性もあります。

観光を一時的な消費で終わらせず、地域との継続的な関係づくりにつなげていくこと。

それが、これからの地方観光に求められる大切な視点ではないでしょうか。

世界から日本へ。そして日本から蔵王へ。

日本が「旅行・観光開発指数2026」で世界1位となったことは、日本の観光が持つ大きな可能性を示しています。

しかし、本当に大切なのは、その可能性をこれからどのように地域の未来へつなげていくかです。

世界から日本へ。

大都市から地方へ。

見る観光から、滞在する観光へ。

一つの施設から、地域全体へ。

そして、

観光によって生まれた価値を、地域の暮らしや仕事へ。

ガイアグループは宮城県蔵王町を中心に、空き家・別荘の再生、ガイアリゾートによる分散型宿泊、アルベルゴ・ディフーゾ、温泉、飲食、農業、小売、福祉、医療、移住、地域交流などをつなぎながら、持続可能な地域づくりを進めています。

目指しているのは、単に多くの旅行者を集めることではありません。

地域そのものが旅の目的地になること。

旅行者が地域の暮らしや文化に触れること。

その滞在によって生まれた価値が、地域の未来へ還元されること。

そして、訪れる人にとっても、暮らす人にとっても魅力ある地域であり続けること。

ガイアグループはこれからも、「蔵王福祉の森構想」やアルベルゴ・ディフーゾ、温泉を基盤としたオスピタリタ・ディフーザの実践を通じて、蔵王から新しい地方観光と地域づくりの可能性を発信してまいります。

参考記事

訪日ラボ
「旅行・観光開発指数、日本が1位に 訪日客の国籍多様化や地方分散が評価(世界経済フォーラム)」

https://honichi.com/news/2026/10/02/wef-ttdi2026