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2026.10.11

【ガイアグループ公式ブログ】全国の空き家900万戸時代――眠れる不動産を地域の未来へ。ガイアグループが挑む「再生型まちづくり」

空き家率13.8%という日本の現実。ガイアエステートを中心に、不動産・観光・福祉・食をつなぎ、地域に新たな価値を生み出す。

■ 全国の空き家は過去最多の900万戸――日本が直面する大きな課題

日本全国で、空き家の増加が深刻な社会課題となっています。

空き家活用サービス「アキサポ」が2026年8月3日に更新した記事「【最新】全国の空き家率は13.8%!推移・現状と都道府県ランキング」では、総務省の「令和5年住宅・土地統計調査」をもとに、全国の空き家の現状が紹介されています。

2023年時点で、日本全国の空き家は約900万戸、空き家率は13.8%に達しました。

これは、住宅のおよそ7戸に1戸が空き家に相当する数字です。

さらに、賃貸用・売却用・別荘などの二次的住宅を除く空き家は約385万戸に上ります。

人口減少、少子高齢化、相続、住宅需要の変化などを背景に、全国各地で利用されない住宅が増え続けています。

空き家の増加は、単に建物が使われなくなるという問題にとどまりません。

管理が行き届かなくなれば、建物の老朽化や景観の悪化、防災・防犯上の懸念が生じることもあります。

また、住宅が使われなくなることは、地域の人口減少や経済活動の縮小とも深く関係しています。

しかし、ガイアグループは、この問題を別の角度から捉えています。

空き家は、使われなくなった不動産であると同時に、新たな役割を与えることで地域の未来を支える資源にもなり得る。

私たちは、この考え方を大切にしています。

■ 宮城県の空き家率は12.4%――地域ごとに異なる課題と可能性

アキサポの記事によると、2023年の宮城県の空き家率は12.4%で、全国平均の13.8%を下回っています。

しかし、県全体の数値だけで地域の実情を判断することはできません。

仙台都市圏のように住宅需要が比較的高い地域がある一方、人口減少や高齢化が進む農山村地域、温泉地、別荘地などでは、それぞれ異なる不動産課題が存在します。

特に別荘地では、一般住宅とは異なる事情があります。

別荘は、日常的に居住していなくても所有者によって利用されている場合があり、統計上の空き家と、管理されずに放置された住宅は必ずしも同じではありません。

そのため、単純に空き家率の高低を見るのではなく、建物がどのように利用され、地域にどのような役割を果たしているのかを考えることが重要です。

ガイアグループが長年にわたり取り組んできた蔵王地域の別荘地再生も、こうした視点から始まりました。

■ 蔵王山水苑の再生――不動産の価値を「地域の価値」へ

ガイアグループ代表・相澤国弘が蔵王山水苑の再生に関わり始めたのは、約20年前のことです。

当時、別荘地では建物の老朽化や所有者の高齢化、利用されなくなった別荘の増加など、将来に向けた課題がありました。

不動産の売買だけで問題を解決しようとしても、地域そのものに魅力や生活基盤がなければ、持続的な再生は実現しません。

そこで相澤が重視したのは、地域住民との対話と、既存資源を活用した新しい仕組みづくりでした。

別荘を単に売る、貸すという発想から、建物に新たな用途と役割を与える方向へ。

その取り組みは、福祉施設の整備、地域の雇用創出、宿泊施設への転用、移住・二地域居住の促進などへと発展していきました。

現在のガイアグループの事業には、この経験が生かされています。

「ないものを探すのではなく、あるものをつないでいく」

この考え方は、ガイアグループの不動産再生と地域づくりの根底にある理念です。

■ ガイアエステート――不動産を売買するだけでなく、新しい価値を生み出す

2025年3月21日、株式会社ガイアの公式サイトでは「ガイアエステート・不動産に新たな命を吹き込む取り組み」と題した記事を公開しました。

この記事では、ガイアエステートが従来の不動産売買・賃貸という枠組みを超え、地域再生と不動産の付加価値向上を両立させる事業を展開していることを紹介しています。

ガイアエステートが重視するのは、**「不動産を通じて地域の価値を高める」**という視点です。

建物や土地を単独の資産として評価するだけでなく、その不動産が地域の中でどのような役割を担えるのかを考えます。

例えば、使われなくなった住宅を改修して新たな住まいとして提供すること。

空き別荘を宿泊施設として活用し、観光客を地域へ呼び込むこと。

既存の建物を福祉施設や交流拠点として再生し、新たな雇用や社会参加の機会を生み出すこと。

そして、再生によって新たな価値が生まれた不動産を、必要とする人々へ適切に流通させること。

ガイアエステートは、こうした取り組みを通じて、不動産の再生と地域社会の持続可能性を結びつけています。

■ ガイアグループの強み――複数の事業を連携させる不動産再生

ガイアグループの特徴は、不動産事業だけで完結しないことです。

ガイアエステートを中心に、ガイアディベロップメント、ガイアリゾート、ガイアフーズ、ガイアプランニングなどの各部門が連携し、地域の課題に多角的に取り組んでいます。

ガイアディベロップメント――遊休不動産に新たな役割を

別荘地の再生や遊休資産の有効活用を通じて、既存の不動産に新しい価値を生み出します。

建物や土地の可能性を見直し、地域の需要に合った用途を検討することで、不動産を再び活用できる状態へと導きます。

ガイアリゾート――空き家・別荘を地域観光の拠点へ

空き家や別荘を宿泊施設として再生し、地域に新たな来訪者を呼び込みます。

ガイアリゾートが大切にするのは、「暮らすように泊まる」という滞在スタイルです。

宿泊客が地域の飲食店や商店、温泉施設などを利用し、地域の自然や文化に触れることで、宿泊施設の外にも経済効果が広がることを目指しています。

また、イタリア発祥の分散型宿泊モデル「アルベルゴ・ディフーゾ」の考え方を取り入れ、地域全体を一つの宿泊施設のように捉えた観光地域づくりを進めています。

ガイアフーズ――地域の食と農業をつなぐ

地域の食文化や農業を観光・不動産活用と結びつけることで、地域資源の価値を高めます。

地域で生産された農産物や食の魅力が、宿泊や交流とつながることで、新しい消費や仕事が生まれる可能性が広がります。

ガイアプランニング――個々の再生から、地域全体の価値向上へ

一つの建物を再生するだけではなく、周辺の施設や商店、観光資源などとの関係を考え、エリア全体の活性化を視野に入れた取り組みを進めます。

個別の不動産の価値を高めることと、地域全体の魅力を高めること。

その両方を実現するために、グループ各部門の連携を重視しています。

■ 福祉と不動産の連携――「蔵王福祉の森構想」の実践

ガイアグループの不動産再生を語るうえで欠かせないのが、「蔵王福祉の森構想」です。

この構想では、次の理念を掲げています。

「母なる農村を守りながら、高齢者も若者も障害のある者もない者も、誰しもが安心して暮らせるまちづくりを目指します」

「役割を果たすことが生きる力の源と捉え、誰しもが生活の中でその人にふさわしい役割を果たせるまちづくりを目指します」

使われなくなった建物を福祉施設として活用することは、空き家対策であると同時に、地域に必要な生活機能を整える取り組みでもあります。

福祉施設が整備されれば、そこで働く人々の雇用が生まれます。

働く人々が地域に暮らすようになれば、住宅需要や日常的な消費にもつながります。

さらに、高齢者や障がいのある方々が、それぞれの能力や状況に応じて地域の活動に参加できる環境を整えることで、地域社会の新しい支え合いが生まれます。

空き家を再生することは、建物を再生するだけではなく、そこに新しい暮らしや役割を生み出すことでもあるのです。

■ 底地・借地権など、流通しにくい不動産にも可能性を

ガイアエステートでは、一般的な土地・建物の売買に加えて、底地の流動化にも取り組んでいます。

底地とは、借地権が設定されている土地について、地主が所有する権利を指します。

土地の所有者と建物の所有者が異なる場合、権利関係や利用条件の調整が必要となり、一般的な所有権の土地に比べて取引が複雑になることがあります。

ガイアエステートでは、こうした不動産についても、権利関係の調整や関係者のマッチング、適切な活用方法の提案などを通じて、流通の可能性を広げることを目指しています。

不動産の価値を決めるのは、立地や建物の新しさだけではありません。

権利関係を整理し、適切な利用方法を見いだすことで、これまで活用が難しかった不動産にも新たな可能性が生まれます。

■ 空き家対策は「解体か売却か」だけではない

空き家を所有する方にとって、将来の活用方法を考えることは簡単ではありません。

相続した実家をどうするか。

長年使っていない別荘を維持するべきか。

建物を改修して貸すことができるのか。

売却した方がよいのか。

あるいは、地域の事業や福祉、観光などに役立てる方法があるのか。

不動産の状況や立地、建物の状態、所有者の意向によって、適切な選択肢は異なります。

また、空き家を放置した場合には、維持管理上の問題に加え、法令に基づく指導や勧告などの対象となる可能性もあります。

だからこそ、早い段階で不動産の状態を把握し、将来の活用方法を検討することが大切です。

ガイアグループが目指すのは、不動産を単に処分するという発想だけでなく、その不動産が持つ可能性を見いだし、地域に必要とされる新しい役割へとつなげることです。

もちろん、すべての空き家が再生に適しているわけではありません。

建物の安全性、改修費用、法令上の制約、地域の需要、事業としての継続可能性などを慎重に見極める必要があります。

そのうえで、再生可能な不動産については、住宅、宿泊、福祉、店舗、交流拠点など、多様な選択肢を検討していきます。

■ 不動産再生から、移住・二地域居住・地域経済の活性化へ

ガイアグループが取り組む不動産再生は、建物の活用だけを目的とするものではありません。

例えば、空き別荘が宿泊施設として再生されれば、新しい旅行者が地域を訪れるきっかけになります。

旅行者が繰り返し地域を訪れるうちに、その土地の自然や暮らしに魅力を感じ、別荘の取得や二地域居住、移住を検討する可能性も生まれます。

新たに暮らす人が増えれば、住宅需要だけでなく、地域の商店や飲食店、生活サービスへの需要も広がります。

また、宿泊施設や福祉施設の運営を通じて仕事が生まれることで、地域に暮らし続けるための選択肢も増えていきます。

観光から交流へ。

交流から継続的な関係へ。

そして、二地域居住や移住へ。

不動産の再生は、地域と人との新しい関係を育てる入口にもなり得ます。

■ 「不動産=資産」から「不動産=地域価値の創出」へ

ガイアエステートが2025年に発信した公式記事では、これからの不動産のあり方として、資産としての価値だけではなく、地域の価値を生み出すという視点の重要性を示しています。

これは、ガイアグループ全体が目指す地域づくりにも通じる考え方です。

空き家が増えているという現実は、地域にとって大きな課題です。

しかし、その一方で、これまで活用されてこなかった建物や土地が、地域の新しい可能性を秘めているとも考えられます。

かつての別荘を、新しい宿泊施設へ。

使われなくなった住宅を、新しい暮らしの拠点へ。

遊休施設を、福祉や地域交流の場へ。

流通しにくい不動産を、新しい活用の機会へ。

そして、一つひとつの不動産再生を、地域全体の価値向上へ。

そのためには、不動産、観光、福祉、農業、食、地域住民など、さまざまな分野の連携が欠かせません。

ガイアグループは、個々の事業を結びつけることで、地域の中に新しい経済循環と暮らしの可能性を生み出していきたいと考えています。

■ 地域の眠れる資源を、未来へ

全国の空き家が約900万戸に達した今、空き家問題は一部の地域や所有者だけの問題ではなく、日本社会全体で向き合うべき課題となっています。

その解決には、適切な管理や売買、賃貸、解体などの対応に加え、既存の不動産を新しい用途へと再生する視点も重要です。

ガイアグループは、蔵王地域で培ってきた経験を生かしながら、不動産を通じて地域に新たな価値を生み出す取り組みを続けています。

大切なのは、建物だけを見つめるのではなく、その建物が存在する地域と、そこに暮らす人々の未来を見つめることです。

「ないものを探すのではなく、あるものをつないでいく」

この理念のもと、ガイアグループは、ガイアエステートをはじめとする各事業部門の連携を深め、不動産の再生を地域の再生へとつなげてまいります。

空き家を、地域の負担から未来の資源へ。

不動産を、単なる所有物から地域の価値を生み出す存在へ。

そして、地域に眠る可能性を、次の世代へ。

ガイアグループは、これからも地域の皆さまとともに、持続可能な地域社会の実現に取り組んでまいります。


■ 参考資料・関連情報

1.アキサポ「【最新】全国の空き家率は13.8%!推移・現状と都道府県ランキング」

公開日:2026年7月19日/更新日:2026年8月3日

2.株式会社ガイア「ガイアエステート・不動産に新たな命を吹き込む取り組み」

公開日:2025年3月21日

3.総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」

全国の空き家数、空き家率、住宅の利用状況などに関する公的統計資料。

https://www.stat.go.jp/data/jyutaku/2023/index.html

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