NEWS

詳細
2026.09.26

「不動産を畳む」、その先へ――眠る資産を次の所有者・次の役割へつなぐガイアグループ

不動産情報サイト「健美家」に、高齢富裕層が考え始めた「不動産を畳む」という選択についての記事が掲載されました。

長年かけて形成してきた資産を、さらに増やし続けるのではなく、自分が元気なうちに整理し、家族との時間や旅行、新しい体験へと変えていく。使わなくなった別荘や管理負担の大きい不動産を売却し、必要とする次の世代へ引き継ぐという考え方です。

ガイアグループが事業開始以来、向き合い続けてきたのも、まさにこの問題でした。

不動産を手放すことは、決して失敗ではありません

土地や建物は、長い間「持ち続けることに価値がある資産」と考えられてきました。

しかし、年齢や家族構成、生活環境が変われば、不動産との関わり方も変わります。

かつて家族で利用した別荘も、子どもや孫が将来利用するとは限りません。企業の保養所も、働き方や福利厚生の変化によって使われなくなることがあります。思い入れのある建物であっても、修繕、草刈り、除雪、固定資産税、防犯などの負担は残り続けます。

「大切な不動産だから手放せない」

「子どもに残してあげたい」

そのお気持ちは、私たちも十分に理解しています。

一方で、受け取る側が利用せず、管理にも困る不動産であれば、相続後に「負動産」となってしまう可能性があります。

不動産を手放すことは、思い出を捨てることでも、資産形成に失敗することでもありません。必要とする新しい所有者や、新しい用途へ引き継ぐことも、大切な資産承継の一つです。

私たちが目指してきたのは「不動産の次の役割」をつくること

ガイアグループは、不動産を単に売買するだけの企業ではありません。

使われなくなった建物や土地について、

  • 適切に管理する
  • 必要に応じて修繕・再生する
  • 新しい利用方法を考える
  • 宿泊や飲食、農業、医療・福祉などの事業に活用する
  • 必要とする次の所有者へ引き継ぐ

という一連の流れを、グループ全体で支援しています。

不動産を「売るか、持ち続けるか」という二者択一ではなく、貸す、運用する、宿泊施設として活用する、飲食店や農場として再生する、医療・福祉や地域交流の場として生かす、適切な相手へ譲渡するなど、多様な選択肢を一緒に考えることが私たちの仕事です。

ガイアグループ各事業部が担う役割

適切な管理・再生――ガイアディベロップメント

利用頻度が下がった別荘や空き家でも、建物や敷地の管理を止めることはできません。

ガイアディベロップメントは、建物管理、修繕、改修、清掃、草刈り、除雪などを通じて、不動産の状態を守り、次の活用や流通につなげます。

建物の状態を適切に把握し、必要な整備を行うことは、不動産の価値を維持するための第一歩です。

適切な宿泊活用――ガイアリゾート

まだ利用できる別荘や住宅については、宿泊施設として再生する選択肢があります。

ガイアリゾートでは、建物を一棟貸しの宿泊施設として活用し、国内外から訪れる旅行者を受け入れています。所有者にとっては、使っていない期間を収益化する可能性が生まれ、地域にとっては交流人口や関係人口の増加につながります。

世界初のオスピタリタ・ディフーザとして認証されたアルベルゴ・ディフーゾ「ガイアリゾート蔵王山水苑」も、地域に点在する建物を宿泊や交流に活用し、別荘地全体を一つの滞在地域として再生する取り組みです。

建物を取り壊して新しく建てることだけが地域開発ではありません。今ある建物を生かし、地域の景観や歴史、暮らしとのつながりを守りながら新しい価値を生み出すことも、これからの地域づくりに欠かせない方法です。

空き家・遊休施設・耕作放棄地の再生――ガイアフーズ

ガイアフーズは、飲食店、直売所、コンビニエンスストアなどを通じて、宿泊者、別荘利用者、地域住民が利用できる生活・滞在機能を整えています。

ガイアフーズが展開する店舗や自社農場の多くは、空き家や遊休施設、耕作放棄地を再生し、新たな役割を与えたものです。

使われなくなった建物を飲食店や物販施設へ、耕作されなくなった農地を地域の食を支える農場へと再生することで、人が集まり、働く場所を生み、地域内で消費が循環する仕組みをつくっています。

宿泊施設だけを増やしても、食事や買い物、地域との交流を楽しめる場所がなければ、滞在する地域としての魅力は高まりません。

ガイアフーズは、地域の不動産や農地を再生しながら、訪れる方と暮らす方の双方を支える生活・滞在機能を整え、地域全体の価値向上につなげています。

医療・福祉・地域づくりへの活用――ガイアプランニング

すべての不動産が、住宅や宿泊施設に適しているとは限りません。

ガイアプランニングでは、「蔵王福祉の森構想」を軸に、空き家や既存施設を医療、福祉、子育て、高齢者支援、障害福祉、地域交流などに活用する可能性を検討します。

地域に必要な機能と不動産を結び付けることで、所有者にとって管理負担となっていた建物が、地域に必要とされる場所へ生まれ変わることがあります。

不動産の再生は、建物だけの問題ではありません。その場所で誰が暮らし、誰が働き、どのような役割を果たすのかまで考える必要があります。

適切な流通とマッチング――ガイアエステート

そして、これらの取り組みの入口と出口を担うのがガイアエステートです。

ガイアエステートの使命は、単に物件情報を掲載して買い手を探すことではありません。

所有者が不動産を手放そうと考えた背景や、建物への思い、今後の希望を丁寧に伺い、その不動産を必要とする新しい所有者や事業者と結び付けることです。

売却、買取、賃貸、管理、活用、事業承継など、複数の選択肢を整理し、不動産の状態や立地、地域の需要に応じた方向性を一緒に考えます。

特に、別荘地や温泉地、地方部の不動産は、都市部の一般的な不動産流通だけでは価値を十分に伝えられない場合があります。

別荘地の管理、観光、宿泊、飲食、農業、医療・福祉、移住・二地域居住まで実際に取り組んできたガイアグループだからこそ、その不動産が持つ次の可能性を具体的に提案できます。

「売却」だけで終わらせないことが、私たちの得意分野です

ガイアグループが得意としているのは、次のような不動産です。

  • 利用しなくなった別荘・セカンドハウス
  • 相続したものの、今後使う予定がない住宅や土地
  • 維持管理や修繕の負担が大きくなった建物
  • 稼働していない企業保養所・研修所
  • 空室が増えた賃貸住宅や収益物件
  • 宿泊施設として活用できる一戸建てや集合住宅
  • 飲食・物販・地域交流拠点として再生できる店舗
  • 医療・福祉・子育て支援への転用を検討したい施設
  • 再生や活用の可能性がある遊休農地・耕作放棄地
  • 所有者不明化や共有化を避け、早めに整理したい不動産
  • 子どもや親族へ負担を残さない形を考えたい不動産

必ずしも、すべての不動産を売却する必要はありません。

管理を続ける、貸す、収益化する、一部を活用する、家族へ承継する、売却する。所有者の人生設計やご家族の意向に合わせ、適切な選択肢を組み合わせることが大切です。

別荘地の活性化には「所有者の交代」も必要です

別荘地を中心とした地域の活性化を考えるうえで、建物を増やすことだけが答えではありません。

現在使われていない不動産を、そこで暮らしたい人、二地域居住を始めたい人、事業を始めたい人、宿泊施設として活用したい人へ引き継ぐことが重要です。

旧所有者が安心して不動産を手放し、新しい所有者が新たな暮らしや事業を始める。その間を適切に結び付けることができれば、空き家の増加を抑え、地域に新しい人や仕事、消費、交流が生まれます。

蔵王福祉の森構想やアルベルゴ・ディフーゾの取り組みも、建物単体の再生にとどまりません。不動産を地域の暮らしや福祉、観光、食、農業、交流と結び付け、地域全体の価値を高める取り組みです。

元気で判断できるうちに、これからを考える

不動産の整理は、問題が起きてからでは選択肢が限られます。

建物が大きく老朽化してから、相続によって共有者が増えてから、所有者本人の意思確認が難しくなってからでは、売却や活用に時間がかかることがあります。

「今すぐ売るとは決めていない」

「家族に残すか、活用するか迷っている」

「管理だけ先に相談したい」

「宿泊施設として活用できるか知りたい」

「福祉や地域のために役立てられないか」

その段階からご相談いただくことが大切です。

ガイアグループは、不動産を無理に手放すことを勧めるのではなく、所有者とご家族にとって納得できる将来像を一緒に考えます。

不動産を畳むことは、その不動産の物語を終わらせることではありません。

次の所有者、次の使い方、次の地域の役割へつなぐことです。

ガイアグループが事業開始以来向き合い続けてきたこの課題に、これからも、管理、再生、活用、福祉、流通を担う各事業部の力を結集して取り組んでまいります。

不動産に関するご相談をお寄せください

別荘、空き家、土地、収益物件、企業保養所、遊休施設、耕作放棄地などについて、次のようなお悩みがありましたら、ガイアグループへご相談ください。

  • 売りたい・買い取ってほしい
  • 貸したい・借り手を探したい
  • 管理を任せたい
  • 建物を修繕・再生したい
  • ガイアリゾートとして活用したい
  • 飲食店や地域拠点として活用したい
  • 農地や耕作放棄地を再生したい
  • 医療・福祉用途の可能性を相談したい
  • 相続前に不動産を整理したい
  • 家族に負担を残さない方法を考えたい
  • 売却・保有・活用のどれが適切か分からない

まだ方針が決まっていない段階でも構いません。

ガイアエステートを窓口として、ガイアディベロップメント、ガイアリゾート、ガイアフーズ、ガイアプランニングが連携し、不動産の状況に応じた選択肢を検討します。

皆さまの大切な不動産を、負担として残すのではなく、次の価値へつなぐために。まずは現在のお悩みをお聞かせください。

お問い合わせ

株式会社ガイア
https://www.nszao.co.jp/contact/

参考記事

健美家
「高齢富裕層が考え始めた『不動産を畳む』という選択。『Die with Zero』が提唱する、増やす時代の、その先へ。」

株式会社ガイア
代表取締役社長 相澤国弘