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詳細冬のガイアの森だより
― 静けさの奥で、春への準備が進む森 ―
冬のガイアの森は、一見すると静かで、時が止まったかのように感じられます。
葉を落とした木々が空へと枝を伸ばし、足元には落ち葉が厚く積もり、沢の水音だけが森に響いています。
しかし、この静寂こそが、森が次の季節へ向かうための大切な時間です。
写真に写る谷あいの小径や、ゆるやかに流れる沢、根を大きく張り岩を抱く巨木たちは、長い時間をかけてこの森を支えてきました。
落葉樹はすでに春に向けて芽の内部にエネルギーを蓄え、地表では微生物や菌類が落ち葉を分解し、新たな命を育む土壌づくりが静かに進んでいます。
ガイアの森に立つ、私たちが「エント」と名付けた巨木もまた、冬の間は動きを止めているように見えますが、その根の奥では水と養分を巡らせ、次の季節を迎える準備を怠ることはありません。
幾筋にも分かれた根は、まるで森そのものと対話しているかのように、大地と深く結びついています。
また、冬枯れの林の中で、枝先に残る赤い実や花芽は、春の訪れが確実に近づいていることを私たちにそっと教えてくれます。
森は決して眠っているわけではなく、「静かに働いている」のです。
私たちガイアグループは、こうした日本の貴重な森林を、千年先まで引き継いでいくことを目指し、森と向き合い続けています。
短期的な利用ではなく、時間を味方につけ、自然のリズムを尊重しながら、人と森が共に生きる未来を描いていくこと。それが「千年の森を創るプロジェクト」の根幹です。
冬の森を歩くことで見えてくるのは、華やかな成長ではなく、持続の力。
春の芽吹きは、こうした静かな積み重ねの先にこそ訪れます。
ガイアの森は今、確かに春に向かっています。
その歩みはゆっくりですが、揺るぎないものです。
これからも私たちは、この森とともに歩み、未来へとつながる時間を丁寧に紡いでいきます。




