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2025.04.28
蔵王ガイアパーク構想 — 地球を生命体と捉える哲学的アプローチのまちづくり
1. はじめに
2024年、宮城県蔵王町は蔵王ジオパークとして正式認定されました。
この認定により、蔵王連峰の豊かな自然と地質的価値が国内外から注目されています。
私たちガイアグループは、これを機にさらに広い視野で、蔵王ガイアパーク構想を提案いたします。
この構想は、単なる自然保護・観光開発に留まらず、地球を生命体と捉え、人と自然が共に生きる地域社会を築くことを目的としています。
2. ジオ(Geo)とガイア(Gaia)の違い
用語 | 意味 | 特徴 |
ジオ(Geo)
|
物質的な
地球・大地
|
科学的・地形学的な理解に基づく視点
|
ガイア(Gaia) |
女神としての
地球・大地
|
地球を生命体として捉える
哲学的理解に基づく視点
|
蔵王ジオパークが「地学的理解と保護」を主眼とするのに対し、蔵王ガイアパークは「地球を生命体と見なし、共に生きる」という哲学的アプローチを基盤にしています。
3. ガイアのミッション
私たちガイアグループは、
- 地球=生命体というガイア理論への共感
- 創発性と自己組織化を促すまちづくり
- 異分野を結び新たな価値を創造する取り組み
- 社会課題を包摂し、次世代へ希望をつなぐ活動
を使命として掲げ、地域と共に生きる未来を築いています。
参考:【ガイアの理念とミッション】リンクはこちら
4. 蔵王ガイアパーク構想の具体的取り組み
4.1 蔵王福祉の森構想
- 高齢者、障がい者、難病患者を含めた共生型まちづくり
- 森に点在する宿泊施設と支援サービスを融合した、滞在型支援モデルの構築
4.2 アルベルゴ・ディフーゾ(分散型ホテル)推進と空き資源活用
- ガイアリゾートによる、蔵王山水苑、エコーランド、遠刈田温泉街を中心とした空き別荘・空き店舗の宿泊施設化
- 将来的に、ガイアリゾート型+従来型のハイブリッド型ホテル「ガイアリゾート&リトリート」を蔵王福祉の森構想エリアに展開予定
- ガイアフーズによる、空き店舗を活用した「さかい珈琲 蔵王山水苑前店」 詳細リンク直売所「蔵王夢づくり」の運営 詳細リンク
- 遠刈田温泉街においては、移住起業者と連携し、ガイアウォーターを使ったブリュワリー開設プロジェクトを計画中
4.3 ガイアヴィレッジ(農福連携拠点)
- 耕作放棄地を再生し、障がい者と連携した農業活動を展開
- 農産物は直売所「蔵王夢づくり」で販売、農福・観光・地域共生を一体化
4.4 ガイアリゾートブランドの国際展開
- 分散型宿泊施設のネットワークを拡張
- 世界最大級のアルベルゴ・ディフーゾ拠点を目指し、国際ブランド「ガイアリゾート」へ成長
4.5 ガイアの森(水源・森林保全活動)
- 森林、水源地を保護し、「生命の雫・ガイアウォーター」として活用
- 地域生態系の循環を守り、未来世代に資源を継承
5. 蔵王ガイアパークが描く未来
- 地球と共生する地域生活の実現
- 福祉・観光・農業・教育の融合による新たなコミュニティモデル
- 資源の有効活用と新たな交流人口創出
- 環境・文化の保護と持続可能な経済成長の両立
- 世界に発信できる「生命体型まちづくり」の完成
6. 終わりに
蔵王ジオパークは、地球の営みを「理解し、守る」場。
蔵王ガイアパークは、地球を「生命体として理解し、社会と自然が相互作用し合いながら成長する」場。
私たちガイアグループは、蔵王という地で、
自然と人間が創発的に作用し合い、一体的に成長していく新しい未来を創り出していきます。