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2025.06.19

我妻住宅の保全から始まる地域社会の持続可能な未来へ

 

― ガイアグループの挑戦 ―

 

宮城県白石市蔵本地区に佇む歴史的建造物「我妻住宅」。この地に根を張り、時を超えて今日まで受け継がれてきた貴重な文化遺産に、いま新たな息吹を吹き込むプロジェクトが始動しました。長屋門を抜けると現れるのは、重厚な木造建築と瓦葺きの堂々たる主屋。庭には「臥龍松」と呼ばれる松が地を這い、まるでこの地の記憶を守るかのように佇んでいます。内部には、代々大切に受け継がれてきた蔵書の並ぶ書架、床の間や襖に描かれた書画、そして格式ある和室空間が広がり、真田十勇士の一人「穴山小助」との縁も伝えられる歴史と精神が今も息づいています。私たちガイアグループは、この貴重な歴史資源を次世代へと繋げ、地域と共に生きる場所として蘇らせるため、社内に専属プロジェクトチームを創設しました。今後は宮城大学との連携のもと、地域住民や有識者の協力を得て、歴史的価値と現代的価値を融合させた新たな施設へと再生していきます。この場は、いずれ「ガイアリゾート」の新たな拠点として、世界的に注目される分散型宿泊モデル「アルベルゴ・ディフーゾ(Albergo Diffuso)」の一翼を担う予定です。我妻住宅の再生は、単なる文化財保護ではなく、地域の誇りと未来をつなぐ挑戦です。私たちは、ガイアグループの理念「地域とともに生きる」を胸に、蔵王福祉の森構想とも連動し、持続可能な地域社会の実現に向けて歩みを進めてまいります。