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2025.06.13

【国際登壇報告】台湾「2025亞太高峰論壇」にて、蔵王のまちづくりを世界へ

2025年9月30日、台湾・屏東県のリゾート地「墾丁(ケンティン)」にて開催される、屏東県民宿協会主催の「2025亞太高峰論壇(Asia-Pacific Summit Forum 2025)」に、みやぎ蔵王別荘協議会 会長/ガイアグループ代表 相澤国弘が登壇いたします。

 

本フォーラムは、アジア太平洋地域の観光・宿泊業界の発展と連携を目的に毎年開催されており、今年は1,000名を超える関係者が集う大規模な国際イベントとなります。

 

今回の講演では、私たちガイアグループが中核として進めてきた「蔵王福祉の森構想」の理念を軸に、世界初の国際認証を取得した分散型宿泊モデル「アルベルゴ・ディフーゾ」、およびそのネットワーク型進化版である「オスピタリタ・ディフーザ」の実践について紹介し、台湾をはじめとするアジア諸国との持続可能な観光交流の可能性を提起します。

 

 

 

 

講演テーマ

 

 

「蔵王福祉の森構想の理念に支えられたアルベルゴ・ディフーゾと日台観光交流」

 

 

 

 

講演のポイント

 

 

 

1.地域福祉と観光の融合モデル

 

 

蔵王町における「福祉」と「観光」を融合した私たちのまちづくりは、単なる宿泊施設の整備を超え、空き家再生・農福連携・障がい者支援・移住促進・子育て支援など、地域が抱える多様な課題に向き合ってきました。

その基盤にあるのは、「誰ひとり取り残さない、役割と安心のある共生のまち」という理念です。

 

 

2.アルベルゴ・ディフーゾ/オスピタリタ・ディフーザの国際認証

 

ガイアリゾートでは、2025年春、世界初となるオスピタリタ・ディフーザ【ガイアリゾート蔵王山水苑】国際認証を取得。欧州発祥のこの分散型宿泊モデルは、地域一帯を一つのホテルと見立て、既存の空き家や伝統建築を活用しながら、宿泊・食・体験を地域内で完結させる仕組みです。

持続可能性と地域の活性化を両立する次世代の観光モデルとして、注目が集まっています。

 

 

3.日台観光交流の深化に向けて

 

 

近年、日台間の観光交流はますます活発化し、2024年には相互訪問者数が700万人を突破しました。

私たちは、これまでの往来型観光から一歩進んだ、「暮らしに触れる観光」を提案します。

それは、文化・価値観の相互理解を通じて、地方が主体となり、台湾と日本の地域が対等なパートナーとして学び合い、支え合う持続可能な交流関係を築くことです。

 

 

 

 

フォーラム概要

 

 

  • 名称:2025亞太高峰論壇(Asia-Pacific Summit Forum 2025)
  • 主催:屏東県民宿協会
  • 日時:2025年9月30日(火)14:00〜17:30
  • 会場:墾丁福華渡假飯店・福華ホール(台湾・屏東県)
  • 参加者:アジア太平洋地域からの観光・宿泊・行政関係者 約1,000名予定

 

 

 

 

 

今後の展望

 

 

今回の登壇は、蔵王で育まれた“共生のまちづくり”と分散型観光の理念を世界に発信する大きな機会です。

ガイアグループおよびみやぎ蔵王別荘協議会は、今後もこの理念のもと、「地域で暮らすように旅する」「役割ある社会に安心して生きる」ことの尊さを世界と共有し、アジア太平洋をつなぐ地域観光連携の推進に尽力してまいります。

 

今後の展開に、ぜひご期待ください。

 

 

 

 

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