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2025.06.04

青空の下で、稲が伸びる──ガイアファーム棚田の初夏便り

見上げれば、雲が踊る澄んだ青空。

見下ろせば、水面に空を映す棚田の稲たちが、すくすくと緑の背を伸ばしています。

 

ここは宮城県丸森町耕野(こうや)。ガイアフーズが運営する「棚田ガイアファーム」では、5月に田植えを終えた苗たちが、順調に成長を続けています。

 

 

棚田が育む、いのちと恵み

 

 

段々に連なる田んぼには、大小さまざまな区画が並び、水が張られた田面には整然と稲が並びます。空と森の緑を映し出すその光景は、見るだけで心が落ち着く癒しの風景です。

 

自然の営みとともに生きる農業。ガイアファームでは、環境保全型の栽培を重視し、農薬や化学肥料に頼らず、土と水と生きものの力を活かした米づくりを続けています。

 

この田んぼには、オタマジャクシやトンボのヤゴ、カワニナ、アメンボ、ノアザミや野草の花々など、目に見えないほど小さないのちが息づいています。稲の成長は、それらのいのちとともにあります。

 

 

田んぼから地域へ、食卓へ

 

 

ここで育つ「ガイア米」は、ガイアフーズが運営する以下の施設で皆さまの元へと届けられます。

 

  • さかい珈琲 蔵王山水苑前店
     地元の味と温もりを大切にするコミュニティカフェ。棚田の米を使ったメニューを楽しめます。
  • 農産物直売所 蔵王夢づくり
     地元の新鮮な農産物を生産者の想いとともに販売。地域の声と季節を届ける場です。

 

 

棚田から生まれた米が、地域の人々や観光客に届き、命のリレーがつながっていく。それがガイアフーズの描く「食と地域」の物語です。

 

 

歴史の地で育まれる、未来のまちづくり

 

 

耕野地区には、伊達政宗の初陣ゆかりの地という伝承も残っています。政宗公が初陣を飾る前、この地の米で力を蓄えたのでは――そんな想像が、棚田を見渡すたびに自然と湧いてきます。

 

ガイアファームは、そうした歴史と自然、そして未来を結ぶ土地で、蔵王福祉の森構想やアルベルゴ・ディフーゾといったまちづくり構想の基盤としても機能しています。

 

 

 

 

稲の一株一株が、地域の希望

 

 

力強く根を張り、太陽の方へと伸びる稲たち。

その姿は、地域に生きる私たちの姿そのものです。

 

今年も棚田から、実りと希望を皆さまへお届けします。

どうぞガイアファームの今後にご注目ください。

 

 

 

 

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