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詳細ガイアリゾートが世界への窓口となります!――国際認証取得と観光立国日本の交差点で
2025年5月、ガイアグループが展開する宿泊ブランド「ガイアリゾート」が、東北初かつ世界最大規模のアルベルゴ・ディフーゾ(分散型ホテル)として、正式に国際認証を取得しました。
これは、私たちが長年取り組んできた持続可能な観光と地域共生の結晶であり、日本が進める「観光立国」のビジョンとも重なり合う、歴史的な一歩となりました。
観光立国としての日本、そしてローカルから世界へ
2023年に改定された「観光立国推進基本計画(2023〜2025)」では、観光を通じて地域の自立的な成長を促すことが基本方針として明記されました。
地域の多様な価値や文化を守りながら、交流人口を拡大し、観光を通じた地域振興・経済活性化を図ること
(出典:観光立国推進基本計画|観光庁)
ガイアリゾートが実践している「アルベルゴ・ディフーゾ」の取り組みは、まさにその先を行く実例です。空き別荘や空き家、遊休地を活用しながら、地域全体を宿泊空間として再構築。観光客と地元住民がつながる新しい共生型の観光モデルを創出しています。
分散型観光による新しい地域づくり
ガイアリゾートは、宮城県蔵王町に点在する宿泊施設を有機的に統合し、地域資源を最大限に活かした分散型観光を実践しています。
空き別荘や古民家を宿泊施設として再生し、農業体験、温泉療養、地元食文化の提供などを通じて、多様な人々が滞在できる「まち全体がホテル」という体験を提供しています。
ガイアフーズでは、空き店舗を再生した「さかい珈琲 蔵王山水苑前店」や直売所「蔵王夢づくり」を運営し、観光客と地域住民を結ぶ食と交流の場を生み出しています。
さらに、遠刈田温泉街では、移住起業者と連携し、蔵王の良質な伏流水「ガイアウォーター」を活用した地域ブリュワリーの開設も進められています。
(出典:アルベルゴ・ディフーゾ国際認証取得のお知らせ|ガイアグループ公式)
国際認証の意味と未来への展望
今回取得した国際認証は、ガイアリゾートが目指す「地域そのものがホテルであり、文化であり、共生の場である」というビジョンが、国際的にも認められた証です。
これは観光施設としての評価を超え、地域社会・福祉・農業・教育が結びついた新しいまちづくりモデルの認証であると私たちは考えています。
今後は、蔵王から東北へ、そして日本全国、さらに世界へと、「分散型観光×福祉×文化共生」の輪を広げてまいります。
私たちの想い:地球を生命体と見なす、地域もまた同じ
ガイアとは、地球を一つの生命体と捉えるガイア理論に由来します。
地域社会もまた、生命体のように循環し、成長し、つながりながら未来へと進化していくものです。私たちは、観光をその「呼吸」のようなものと考え、地域に新たな息吹をもたらす存在として育てていきたいと願っています。
これからも、Zao Gaia Parkの名のもとに、世界に誇れる地域づくりを進めてまいります。